トランプ氏「ガザを所有して開発」目指すは“中東の安定” 国際社会から批判の声【報道ステーション】(2025年2月5日)
HTML-код
- Опубликовано: 5 фев 2025
- アメリカのトランプ大統領は4日、イスラエルのネタニヤフ首相と会談しました。ホワイトハウスに招待して行なう首脳会談。その第一号です。
冒頭、トランプ大統領は、先日から唱えている持論を展開しました。
アメリカ トランプ大統領
「ガザに戻ろうと思わないような素敵な行き先を提供したい。まるで地獄だ。ガザは人の住む場所ではない。戻りたがるのは、ほかに選択肢がないからだ」
会談後の記者会見でも、こう述べました。
アメリカ トランプ大統領
「ガザ180万のパレスチナ人が、別の土地が定住することで、死、破壊、不運から解放される。アメリカは、ガザ地区を引き取る。所有するのだから再建にも関わる。不発弾などの兵器を解体する責任を負い、ビルの残骸の撤去を含め、ガザを一掃する」
イスラエル ネタニヤフ首相
「これこそが、中東を再構築し、平和をもたらす思考です」
アメリカ トランプ大統領
「(Q.アメリカが主権領土を占領すると、あなたは言ったが、どのような権限が、それを許すのか。恒久的に占領しての、再開発を言っているのか)長期的な所有権を考えている。おそらく、中東全体に大きな安定をもたらすだろう。軽々しく決めたことではない。私が話した誰もが、その土地を所有して、開発し、何千もの雇用を創出するというアイデアを気に入っている」
さらに、こんな質問も。
アメリカ トランプ大統領
「(Q.ガザ市民が他国に移住すべきという発言について、ガザ市民はどこへ行くべきですか。再建後は帰還させるのですか。そうでなければ、誰がガザに住むのですか)私は、そこに世界の人々が住むことを思い描いている。そこを国際的な“信じられない場所”にする。パレスチナ人もそこに住むだろうが、これまで、彼らはほかの方法を試し、何十年も何十年も試してきた。うまくいくはずがない。うまくいかなかった。歴史から学ばなければならない」
歴史という言葉を持ち出したトランプ大統領。しかし、そもそもこの紛争の歴史は、イスラエル建国によってパレスチナの人々が住んでいた場所を追われたことがすべての始まりです。“トランプ案”が強行されれば、新たな紛争の火種となる事態は避けられません。
世界中で、猛批判が湧き起こっています。
そもそも、中東各国がガザ市民の移住を認めることなどあり得るのでしょうか。
アメリカ トランプ大統領
「ヨルダンとエジプトは受け入れるだろう。皆さんに対しては“拒否する”と言っているが、私は受け入れると考えている。ほかの国も受け入れるだろう」
こう述べましたが、早速、親米のサウジアラビアが反応しました。
サウジアラビア外務省声明
「我々は、これまでどおり、パレスチナ人の正当な権利を侵害する行為を断固として拒否する」
NATO同盟国も辛辣です。
フランス外務省 プリマス報道官
「フランスがガザ住民の移動に全面的に反対していることを、改めてお伝えします。トランプ氏の発言は、安定と和平プロセスにとって、危険であるということを付け加えておきます」
イギリス スターマー首相
「パレスチナ人の帰還と再建を認めるべきです。二国家解決を目指し、私たちは、彼らとともにあるべきです」
トランプ大統領が“地獄”と形容したガザ。人々にとっては、“尊厳”そのものです。
ガザ市民
「私たちはガレキの中から生き延びた。いつ死ぬかわからない戦争を生き延びた。最後までここにとどまり続けました。私たちの食料や再建を口実に、私たちを追い出そうとしても無駄です。私たちは、このガレキの隙間にテントを張って生きる覚悟です」
ガザ市民
「アメリカは、イスラエルによるこうした破壊を手助けしました。私たちがここで暮らすために再建を手助けすべきです。『再建するから出ていけ』などと言うべきではありません」
カイロに脱出中のガザ市民 ヤシン・アブ・オーデさん
「トランプ大統領の発言には、ショックを受けました。パレスチナ人が帰還する権利を否定する発言です。1948年の『ナクバ』で追われた私たちには、故郷に帰還する権利がある。これは追放以前の大前提です」 (C) CABLE NEWS NETWORK 2025
[テレ朝news] news.tv-asahi....